投稿

2月, 2012の投稿を表示しています

脳を外部から調べる方法

EEG EEG(Electroencephalogram = 脳伝図)は、脳の表面的な変化を図にしたものである。 複雑な工事の機能を受け持つ「大脳新皮質」は、脳の外側の層に位置するきわめて薄い細胞の「シート」なのでこの方法で各ニューロンの様子を観察できる。  電極は小さな金属の円盤でゲル状の薬剤で頭部に固定する。電極の数は2個程度の場合もあれば、100個くらい使用することもあり、そのすべてで同時に電磁波の測定を行う。 空間分解能が低いため、取り付けた電極の数以上に細かく脳を分解するくとはできない。頭皮では性格に電気信号の発生源を特定することはできない。よって、脳全体の活動、直径1センチ以上の範囲の活動について調べる際に使うべきである。 時間分解能が高く、刺激に対しての脳がどうのような反応をしたかを正確に記録できる。 OpenEEGのように、家庭でも使えるキットを作れる。 PET ・PET(Positron Emission Tomography = 陽電子放射断層撮影法)は、ほかに比べて、被験者の体への影響が大きい映像化技術である。放射性の薬剤を血管に注入し、外部から特殊なカメラで撮影し、放射線の分布を調べる。 ニューロンが他のニューロンに信号を送ると、エネルギーの代謝が盛んになる。すると、まもなく、エネルギー代謝が盛んになった部分に新鮮な血液が送られ、酸素とブドウ糖が供給される。放射性の薬剤を使うと、脳の各部分の血液量を知ることができる。そのため、立体的に脳の活動を見ることができる。 脳の活動状態の変化を見ることはできない。また、十分に精細とはいえない。ほかの映像化技術のほうがもっと解像度が高いものがある。 fMRI ・fMRI(Function Magnetic Resonance Imagine = 機能的磁気共鳴影像法)は、現在のところ、脳の映像化技術の中でももっと有力なものである。MRI(Magentic Resonance Imagine = 磁気共鳴影像法)で画像を作成する際、被験者は強い磁場を発生する大きな機械の中に横になる。強い磁場をかけると、脳内の水素原子はすべて「整列」し、同一の周波数で回転し始める。そこに同じ周波数の電磁波のパルスを加えると、水素原子を含む分子が共鳴し、電磁波が放出される(その際、エネルギーが失...